最後の一校へと行くわけですが、
この学校がこれから籍をおいておく学校になるわけです。。。
校長先生は、その年から赴任して来た比較的若くて物腰柔らかな方でした。
この学校は前年度教育員会の教員が毎日授業に入ってサポートしなくてはならない程の荒れっぷりだったようで、校長先生も開口一番に
「この学校は、落ち着いている学校ではありません。」と話が始まりました。
教員が一丸となって生徒たちに熱心に付き合う事が理想、目標ですが、現在その80%にも届いていないのが現状です。との事。
キャンパー「私は学校に対していいイメージを持っていません。みんな一人一人伸び方が違う子たちを一斉教育に入れる事に対して疑問を感じています。
『やる事を言われてからやる。』事に安心する子もいればそうでない子もいる、言われてからやればいいんだ。と思ってしまうような育て方をしたくないんです。この考え方をしているうちは、学校へ通う選択肢にはならないわけです。
常に考えて、考えた結果やってみて、成功すれば失敗もあります。けどそこからまた考えて欲しい。と常に思っています。
丁寧に付き合っていきたいのに、学校では私の理想とする付き合いは無理でしょう。この事を先生に押し付ける事もしたくないんです。
ですから、学校へは通わず、籍を置ける学校を探しています。
そもそも、学校教育は受ける事に有り難さを感じていない子たちが多くいる事に驚いています。教育を受けることが権利としてある以上、有り難さは元々ないのかもしれませんが、先生がプリントを配ってくれる、鉛筆が普通にある事に対してそれが普通と思うのではなく、関わってくれてる人にありがとうの気持ちを持って欲しいと思っています。
教育現場での、着席していなくてはならないルール、整列しなくてはならないルールは個人個人で集中できる体位は違うにもかかわらず無理があると思っている事。
授業中の興味の薄れからくる、お絵かきおしゃべりは、生徒だけのせいではなく、教師側の配慮も必要であり、大人だからこそ、人員を入れて授業を面白くする工夫をもっと取り入れて欲しい。けど、実際は手一杯でそうではない。
学校が、軍隊の訓練所のようで、また、子供自身で逃げ出せない場所である。と思っている事。
先生が「忙しい」と言う事が多すぎる。
生徒と先生の比率を考えれば、気持ちはわかるが、
大企業に行けば忙しい人は沢山いて、忙しいと言っていては契約や大事な取引は成り立たない。仕事にならない。クライアントとしての生徒、生徒の親に対して軽はずみに「忙しい」と使うのはどうかと思っている事。
私達にとって現代の学校は安心して子供達を預けられる場所ではないと思っています。
校長先生はどう思いますか?」
と切り出して聞いてみました。
校長先生「この学校も荒れていて、100%満足のいく教育になるのはまだまだ先の事。キャンパーさんのお話もわかります。よくお子さんの教育に対して考えてらっしゃるようですから、心配はしていません。
ですが、全て学校へ来ないのではなく、来たいときにくる、遊びたい時だけ遊びに来る。やりたい授業だけ入ってみる。授業を受けろとは言いません。あくまで見学でもいいし、途中で退出もいいです。自由に入ってみたらどうでしょう。
色々考えて、学校へ来ないの選択肢でもいいと思います。公に良いですよと言っては行けないんでしょうけど。。。
色々な可能性がありますから、その都度話し合いましょう。」
との柔軟な提案に、キャンパーも今までのお友達にさよならしなくてもみんなと一緒にいられる。と思い、お願いする事になりました。
申し訳ないですが、まだまだ学校を信用したのではないのです。
表面上はいい事を並べる先生は多いですからね。でも、それを払拭するためにも、一歩前に出て相手を知ろうとしないといけませんよね。
自宅に帰って、子ども達と一緒に話し合いゴジランを連れて学校見学へ行き、
ゴジランも転校をこの学校へ決め、4月を迎えたわけです。
※※転校手続き。。。の話※※
元々いた、学校教育を再度考えるきっかけになった学校へ転校手続きに行く事となり、副校長先生と話しました。
話を聞いてみると、来年度入学予定で人数が出ていた予定数が、就学時健診で半分以上減り、希望者調査でまた減り、と一桁になってしまった。なんでこんなに来ないんだ。。。
と嘆いていました。。。
だって、そういう学校だもの。。。
キャンパー「そろそろ、閉鎖的な学校の雰囲気、教師の質の問題に気づいた方がいいと思いますよ。
怒鳴り散らしている先生がいる学校は選ばれませんし、親達は聞いて見て知っているんですよ。伝統だの歴史だのとても大切に思う事はいいですが、それを世間体を考えて、その都度いい方向へ舵を切れない、柔軟な考え方ができない所は今の世の中で残ってはいけないのではないんですか?子を持つ親からしたら、それがこの学校だっただけで、学校は他にもあります。
いい学校は人が集まるんですよ。
地域に子どもがいないのではなく、選ばれないだけです。
二つのケーキ屋さんで同じ物を売っていても、味のいいものを売ってる方を選びますよね。選ばれない方のケーキ屋さんは、なんでだろう?ってずっと思ってます。思ってるだけで、いつかは潰れてしまうんです。
そこで、考えて行動していれば、研究していれば、もしかしたらチャンスはあるのに。
それがこの学校だったら?
教員の方は、何をしても、してなくても給料がもらえます。生徒がいてもいなくても。生活していけるんです。危機感は薄いですよね。今の現状でも、お給料もらえるんですから。」
少し嫌な言い方だったでしょうが、私の本音です。
教員の方にも沢山の言い分があると思います。けど、現実を見て今いる生徒にいい教育をあげて欲しいと切に思います。